ある休日の午後、6歳の上の子が「パパ、なにかして遊ぼう」と言ってきました。
テレビもゲームもなし。手元にあったのは、紙とペンだけ。
「じゃあ、ちょっと変わったお絵かきゲームをしてみよう」——そう言って始めたのが、この記事で紹介する「ルールあり絵描きゲーム」です。
最初は「どうせ子どもが飽きるだろう」と思っていたパパが、気づいたら一緒に夢中になっていました。そして子どもの発想に、何度も驚かされました。
必要なのは紙とペンだけ。準備ゼロ・お金ゼロで、子どもの「すごい」が見られます。
この記事でわかること
- 6歳の子どもと実際にやってみた「ルールあり絵描きゲーム」4選
- 子どもが見せてくれた予想外の発想
- なぜこの遊びが子どもの創造力に効くのか
- 雨の日・おうち時間にすぐできる遊び方のコツ
「ルールあり絵描きゲーム」とは
やり方はシンプルです。普通に「絵を描いて」と言うだけでは出てこない発想を引き出すために、ちょっとした制約(ルール)を加えるだけです。
心理学や教育の世界では「制約が創造性を高める」という考え方があります。「何でもいいよ」と言われると逆に手が止まってしまう——これは大人も子どもも同じです。ルールという枠組みがあることで、逆に発想が広がるのです。
難しいことは一切なし。紙とペンさえあれば今すぐ始められます。
✏️ 普段使いのスケッチブックやクレヨンがあるとさらに楽しめます。
最近はいろいろと種類があるのでまずは見てみてくださいね
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実際にやってみた!ルールあり絵描きゲーム4選
ゲーム①「wをどんどん描いてみよう」
📋 ルール:紙に「w」という文字だけをひたすら描き続ける。どんな向きでもOK。描き続けているうちに何かに見えてきたら、目・鼻・手足を足して完成させる。
最初は「w?なんで?」と首をかしげていた子ども。でも描き始めると止まらなくなりました。
子どもがやったこと:wをたくさん描いていくうちに「これ、ハリネズミのとげに見える!」と気づき、まん中に顔と手足を描いてハリネズミを完成させました。
パパがやったこと:wを横に並べていたら草原に見えてきたので、上に空と太陽を描いて牧場の絵にしました。
「w」一文字から、こんな発想が出てくるとは。子どもの目のつけどころに素直に驚きました。
このゲームの面白さは「正解がない」こと。同じwから始めても、まったく違う絵が生まれます。アルファベットや平仮名でも応用できます。
ゲーム②「紙を使って動物を作ってみよう」
📋 ルール:一枚の紙を使って、何をしてもいいので動物を作る。折る・切る・くしゃくしゃにする——何でもOK。
このゲームは「描く」だけじゃない、紙そのものを素材として使うという発想の転換がポイントです。
パパがやったこと:紙をくしゃくしゃに丸めた後、広げてみたら凸凹した表面がハリネズミのとげに見えてきました。そこに目と鼻をぬってハリネズミの完成。子どもに見せたら「すごい!本物みたい!」と大興奮でした。
子どもがやったこと:紙を何度も丁寧に折って、トラのような形を作りました。「どうしてトラにしたの?」と聞いたら「折ったら耳みたいなのができたから」と一言。偶然できた形から動物を見つける発想に、パパは完敗でした。
紙をくしゃくしゃにするという発想が子どもに刺さりました。「やっていいの?」という顔が忘れられません。
「絵を描く」という固定概念を外すだけで、子どもの発想は一気に広がります。大人のほうが「紙は平らに使うもの」という思い込みがあることに気づかされました。
ゲーム③「○を使わずにじゃがいもを描いてみよう」
📋 ルール:一枚の紙にペンを使って「じゃがいも」を描く。ただし○(まるい形)は絶対に使ってはいけない。
じゃがいもといえば、誰もがまず○や楕円で描きますよね。でも○禁止にすると、途端に手が止まります。そこからが面白いのです。
子どもがやったこと:「○がないじゃがいもってどんな形?」としばらく考えた後、小さな□や△をたくさん組み合わせてじゃがいもの形を描きました。デコボコした感じがリアルで、「これ本物のじゃがいもっぽい!」と2人で笑いました。
パパがやったこと:「じゃがいも=ポテト」という連想でマクドナルドのフライドポテトを描くことにしました。○を一切使わずにポテトの箱と細長いフライドポテトを描いたら、子どもに「ずるい!でも面白い!」と言われました。
「じゃがいも=ポテト=フライドポテト」という連想は我ながら大人の発想。子どもの「デコボコじゃがいも」のほうがずっと本質的でした。
このゲームは「当たり前を疑う力」を育てます。制約によって「普通はこう描く」という思い込みが外れ、まったく新しいアプローチが生まれます。
ゲーム④「塗った紙を交換して、何かを完成させよう」
📋 ルール:お互いに別々の紙に「何か」を適当に塗る。塗り終わったら紙を交換して、相手が塗ったものを見て何かを完成させる。
これは4つのゲームの中で一番盛り上がったゲームです。相手の塗り方を見て何かを思い描く——まさに共同作業の絵描きゲームです。
子どもがやったこと:パパが適当に塗った色の塊を受け取り、しばらくじっと見た後「これ、車の形に見える!」と言ってタイヤと窓とドアを書き足して車を完成させました。何でもない色の塊が、立派な車になった瞬間でした。
パパがやったこと:子どもが塗った半円形の色を受け取りました。海の上に浮かぶ夕日に見えたので、周りに海と空を書き加えて夕暮れの海の絵にしました。子どもに見せると「わあ、きれい」と一言。ちょっと照れました。
「パパが塗ったもの」を子どもがどう見るか——その視点の違いが最大の発見でした。同じ塗り方でも、見る人によってまったく違うものが生まれるんですね。
このゲームは「相手の視点を想像する力」も育てます。自分が塗るとき、「相手はこれを何に見るだろう?」と考えるようになるのです。
この遊びで気づいた3つのこと
① 子どもは大人より「制約」に強い
「○を使ってはいけない」と言われたとき、大人のパパはしばらく手が止まりました。でも子どもは少し考えた後、すぐに別のアプローチを見つけました。固定概念が少ない分、制約をすんなり受け入れて新しい解決策を探せるのだと実感しました。
② 「正解がない」ことが子どもを解放する
普段の勉強では「正解・不正解」があります。でもこのゲームには正解がありません。「どれでも正解」という環境が、子どもの手と発想を自由にしてくれました。失敗を恐れずにどんどん試す姿は、普段とはちょっと違う顔でした。
③ パパが本気で遊ぶと、子どもはもっと本気になる
最初は「付き合ってあげよう」という気持ちで始めたのが正直なところです。でも「じゃがいも=フライドポテト」という発想が出てきたとき、子どもが「ずるい!でもすごい!」と目を輝かせました。パパが本気でぶつかると、子どもはもっと本気で返してきます。
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雨の日・おうち時間にすぐできる!ゲームのコツ
最初のハードルを下げる「声がけ」が大事
「絵を描こう」だけだと子どもが乗り気にならないことがあります。「パパと勝負しよう」「どっちが面白い絵を描けるか競争しよう」という言葉に変えると、途端にやる気スイッチが入ります。
パパ・ママも本気でやる
「見てるだけ」「褒めるだけ」では子どもは盛り上がりません。一緒に紙を受け取って、一緒に悩んで、一緒に笑う。その「一緒に」が子どもにとって最高のご褒美です。
完成した絵は飾る
ゲームが終わった後、完成した絵を冷蔵庫や壁に貼ってあげると子どもの自己肯定感が上がります。「パパが描いたやつ」「ぼくが描いたやつ」と何度も見返す姿がかわいいです。
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よくある質問
Q. 何歳から楽しめますか?
A. 我が家は6歳でやりましたが、4〜5歳でも楽しめると思います。「○禁止」のような言葉のルールが理解できる年齢であれば大丈夫です。むしろ年齢が低いほど固定概念がなくて面白い発想が出てくるかもしれません。
Q. 絵が苦手な親でも楽しめますか?
A. むしろ絵が苦手な親のほうが楽しめます。このゲームは上手さを競うものではなく、発想を楽しむものです。パパが「へたくそな絵」を描いて笑いを取るのも、立派な正解です。
Q. 準備するものは何ですか?
A. 紙とペン(えんぴつ・クレヨン・マーカーなど何でもOK)だけです。特別な道具は一切不要です。チラシの裏でも十分楽しめます。
まとめ
「w」を描き続けたらハリネズミになった。くしゃくしゃにした紙がハリネズミになった。○を使わずじゃがいもを描こうとしたら、フライドポテトになった。相手が塗った半円が、夕暮れの海になった。
どれも、ルールがなければ生まれなかった絵です。
このゲームを通じてパパが一番感じたのは、「子どもはいつも、大人の想像を超えてくる」ということです。その瞬間に立ち会えることが、一緒に遊ぶことの最大のご褒美だと思います。
紙とペンさえあれば今日からできます。ぜひ一度、子どもと向き合ってみてください。
- 文字や記号から絵を作る「wゲーム」
- 紙を素材として使う「紙変身ゲーム」
- 制約を加える「○禁止じゃがいもゲーム」
- 塗った紙を交換する「交換絵描きゲーム」
- どれも紙とペンだけ・準備ゼロ・正解なし
ちょっとした小さな遊びをぜひ楽しんでください。

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