スポンサーリンク

うちの子は牛なのか、ロバなのか。タルムードの教えから学ぶ、個性を伸ばす子育て

教育法・知育

結論からお伝えします。

タルムードには「牛とロバを同じくびきにはめても、うまく畑を耕せないし、それどころか2匹とも疲れてしまう」という説話があります。これが意味しているのは、個性の異なる子どもたちを一律に教育してもうまくいかないということです。5000年前から、子どもの個性を大切にすることの大切さは知られていたのです。


上の子が6歳になったころ、いろパパはふと不安になることがありました。

「周りの子はもうひらがなが書けるのに、うちの子はまだ興味がなさそう」「友達はもう自転車に乗れるのに、うちの子は怖がっている」。

比べるつもりはないのに、気づいたら他の子と比べていました。

でもタルムードの「牛とロバ」の話を知ったとき、いろパパはハッとしました。牛に「なぜロバみたいに速く走れないんだ」と言っても意味がない。ロバに「なぜ牛みたいに荷物を引けないんだ」と言っても意味がない。それぞれに得意なことがある。それぞれのペースがある。

子育ても同じだと気づいたのです。


この記事でわかること

  • タルムードとは何か
  • 「牛とロバ」の教えが現代の子育てに伝えること
  • 個性を伸ばす子育て6つの方法
  • ユダヤ式教育が大切にしていること
  • よくある質問

タルムードとは何か

タルムードとは、古代ヘブライ語で「研究」「学習」を意味する言葉です。記されている内容は、日常生活の慣習や紛争解決など、あらゆる事柄についての様々な規範とそれに関する議論で、人生に起こり得るあらゆる問題を知り、柔軟に対処する術を身につけるための知恵の宝庫とされています。

ユダヤ人は世界の人口の0.2%しかいません。一方でノーベル賞受賞者の20%、世界的大富豪の35%がユダヤ人です。その背景にあるのが、タルムードを中心とした教育への強いこだわりです。

ユダヤ教は教育そのものが宗教の重要な要素で、「子どものころに自分がしてもらってよかったと思う同じことを、自分の子どもにしてあげる」ことが教育の基礎になっています。


「牛とロバ」の教えが伝えること

タルムードに伝わる「牛とロバ」の説話をご存知でしょうか。

ある農夫が、牛とロバを同じくびきにはめて畑を耕させようとしました。しかし2匹はうまく歩調が合いません。それどころか、お互いに無理をして、ついには2匹とも疲れ果てて死んでしまいました。

子どもを一律に教育しても上手くいかない。一人一人の個性を大切にすることを伝えるための物語だそう。

現代の日本の教育に当てはめてみると、どうでしょうか。

日本には、右に倣えで、人と同じであることを美徳とする風習がありました。これは協調性という意味では日本人の強みです。しかしこの考えは創造性を失い個性が育たなくなるというデメリットもあります。

「みんなと同じようにできるか」ではなく「この子だけの得意は何か」。その視点の転換が、子どもの個性を伸ばす第一歩です。


個性を伸ばす子育て6つの方法


① わが子をよく観察する

ユダヤ人の親は子どもを信頼しています。子どもの自主性を重んじて、子どもの興味ある分野や得意分野を伸ばしてあげましょう。そのためには、自分の子どもをどれだけしっかりと観察できるかが重要になってくるのです。

「他の子と比べること」をやめて「この子が今何に夢中になっているか」を見ることから始めましょう。上の子はレゴが好きで、ロボットのイベントに目を輝かせていました。それがこの子の「牛としての力」だと、今は思っています。

今日からできること 「今日、一番楽しかったことは何?」と毎日聞いてみましょう。


② 「得意」を伸ばすことに集中する

苦手なことを克服させることより、得意なことをどんどん伸ばすことに意識を向けてみましょう。

ユダヤ人はタルムードを学ぶことによって、迫害を乗り越えて世界中で富を築いてきました。 その根底にあるのは「自分の強みで生きていく」という発想です。全部平均的にできる子より、何か一つ飛び抜けて好きなことがある子の方が、将来の可能性は広がります。

今日からできること 子どもが夢中になっていることを「やめなさい」ではなく「もっとやってみよう」に変えてみましょう。


③ 他の子と比べない

子供は両親の話し方をまねる。性格はその話し方で解る。

「〇〇ちゃんはもうできるのに」という言葉は、子どもの心に深く刻まれます。タルムードは「人を賞賛できる人こそ本当に誉れ高き人」と説いています。他の子を引き合いに出して比べるのではなく、今日のわが子が昨日より成長したことを見つけて褒めてあげましょう。

今日からできること 「昨日よりここが上手になったね」と声をかけてみましょう。


④ 「できる」と信じて言葉にする

ユダヤ人の親は、子どもを信頼しています。新たな挑戦の際でも「大丈夫」「必ずできる」と信じており、それを言葉や態度で示し子どものモチベーションを支えます。そのような姿勢が子どもの可能性を広げるうえで重要になってくるのです。

「どうせうちの子には無理」という言葉は、子どもの可能性を閉じてしまいます。「あなたならできる」という信頼を、言葉だけでなく態度でも伝えていきましょう。

今日からできること 新しいことに挑戦するとき「大丈夫、やってみよう」と声をかけてみましょう。


⑤ 小さいうちは本に触れさせる

ユダヤ人は幼児期から教育を徹底しています。たとえばユダヤ教の聖典「タルムード」を赤ちゃんのうちから親が読み聞かせをしますし、文字が読めるようになると子どもに音読をさせます。小さいうちから本に囲まれた生活を送ることで、人に奪われることがない知識を生涯かけて養うようになるのです。

タルムードの読み聞かせでなくても大丈夫です。絵本・図鑑・物語。好きなジャンルの本を一緒に読む時間が、知識への扉を開いていきます。

今日からできること 寝る前に一冊だけ、子どもが好きな本を読んであげましょう。


⑥ 親自身が学ぶ姿を見せる

ユダヤ教は教育そのものが宗教の重要な要素です。ユダヤ人の家庭では、親が学び続ける姿を子どもに見せることが当たり前です。

「パパも新しいことを勉強しているよ」「これ面白いな」と声に出しながら本を読む。その姿が、子どもにとって「学ぶって楽しいことなんだ」という最初のイメージになります。

今日からできること 子どもの前で「パパ、これ調べてみるね」と言って何かを調べてみましょう。


ユダヤ式教育が大切にしていること

タルムードを軸としたユダヤ式教育には、一貫した考え方があります。

ユダヤ式教育の考え方内容
知識は最大の財産お金や物は奪われることがあっても、知識だけは誰にも奪えない
個性を尊重する一律教育ではなく一人一人の得意を伸ばす
議論を大切にする正解を教えるより「どう思う?」と問いかける
親が手本を見せる学ぶ親の姿が子どもの教科書になる
失敗を恐れない挑戦と失敗の繰り返しが成長につながる

こんな人におすすめの記事です

  • 「うちの子、他の子と比べて遅れている気がする」と感じているパパ・ママ
  • 子どもの個性をどう伸ばせばいいかわからない方
  • 教育の本質を深く知りたいと思っている方

よくある質問

Q. タルムードを子どもに読み聞かせることはできますか?

子どもが少し大きくなったとき、こんな物語があってね…という話をしたうえで家族で議論ができたら面白い、という声があります。子ども向けのタルムードの絵本も存在しますので、興味があればぜひ探してみてください。

Q. 個性を伸ばすといっても、苦手なことは放置していいですか?

苦手なことを無理に克服させるより、得意なことを伸ばすことを優先しましょう。ただし読み書き・計算など基礎的なことは、楽しみながら自然に身につけられる環境を整えてあげましょう。

Q. 兄弟で個性が全然違います。どう対応すればいいですか?

それこそがタルムードの「牛とロバ」の教えそのものです。上の子と下の子を同じやり方で育てなくて大丈夫です。それぞれの「牛としての力」「ロバとしての力」を見つけてあげることが大切です。


まとめ

タルムードの教えから学ぶ、個性を伸ばす子育て6つをまとめます。

  1. わが子をよく観察する
  2. 「得意」を伸ばすことに集中する
  3. 他の子と比べない
  4. 「できる」と信じて言葉にする
  5. 小さいうちから本に触れさせる
  6. 親自身が学ぶ姿を見せる

牛に「なぜロバみたいに速く走れないんだ」と言っても意味がありません。わが子の中にある「牛としての力」を見つけて、そこに水をやり続けること。それがタルムードが5000年かけて伝えてきた、子育ての知恵です。いろパパも現在進行形で取り組んでいます。


関連記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました