テレビで「金融教育が2022年から高校の必修科目になった」というニュースを見たとき、いろパパは少し複雑な気持ちになった。
高校から? それって遅くないか?
お金の失敗は、大人になってからでは取り返しがつかないこともある。子どものうちに、少しでも「お金と向き合う力」をつけてあげたい。そう思って、本気で調べた。
この記事でわかること
- 子どものお金教育はいつから始めるべきか
- 年齢別にやるべきこと・教えることの違い
- 家庭で今すぐできる具体的な方法
- いろパパが上の子と実際に始めたこと
結論:子どものお金教育は「興味を持ったとき」が正解
調べてわかったのは、「何歳から」より「どんなタイミングで」の方が大事だということだ。
まずは子どもがお金に興味を持ったときがお金の話をするタイミングで、まったく興味を示さないようならば、小学校入学の7歳前後を目安に親の方から話をするのがよいとされている。
つまり「まだ早い」と待ち続けているうちに、タイミングを逃す可能性がある。上の子がもうすぐ小学生のいろパパには、今がちょうどそのタイミングだとわかった。
年齢別・子どもへのお金教育ロードマップ
【3歳〜6歳】まず「お金がある世界」に触れさせる
3歳ごろから小学校低学年にかけては、おもちゃや物を大切にする・感謝の気持ちを持つ・約束を守るといった基本的な行動や態度を養うことが、金融教育の第一段階だ。
難しいことは何も教えなくていい。まずは「お金で物が買える」という仕組みを体験させること。
お金の概念を学ぶにはお買い物ごっこがおすすめだが、本当の金銭感覚を身につけるためには実際のお店に買い物へ行くのが一番。品物を選んでいるときに値段を口に出して読むことで、同じ種類の品物でも値段が違うことを教えられる。
「この納豆は108円、こっちは198円だね」。それだけでいい。
【7歳〜小学校低学年】お小遣いで「自分で管理する」体験を
小学生になったら、使う・選ぶ・貯める・増やすというお金の基本機能を理解し、自分で考えて行動できる力が育ち始める段階に入る。
お小遣い制度を始めるおすすめのタイミングは、硬貨や紙幣などお金自体に興味を持ち始めたときや、算数で100を使った計算を始めたとき。小学校低学年は毎月500円程度が相場の家庭が多い。
大事なのは、使い道に口出しをしないことだ。この時期のポイントは、使い道や使い方に親が口出しをしないこと。多少の無駄遣いは、むしろお金の教育にとても重要で、欲しい物を思わず買ってしまい必要な物が買えないなどの経験から「どうしたらよいか」を一緒に考えることで子どものマネーリテラシーが育つ。
【小学校中学年以降】お金の「流れ」と「ルール」を教える
小学校中学年ごろになると子どもたちだけで遊びに出かけるようになり友達との関係が強くなるため、「たとえ仲の良い友達同士でも、お金の貸し借りやおごったりおごられたりはNG」と伝えることが大切になってくる。
友達とのお金トラブルは、この時期に起きやすい。早めに伝えておくだけで防げることがたくさんある。
日本の子どもたちはお金教育が遅れている
日本ではいまだ現金・貯金が金融資産の大半を占めており、株や債券などの運用は全体の約17%にとどまる。一方、欧米のそれは日本の3倍以上で、アメリカの資産増加率は日本の2倍に達している。その根底にあるのは「金儲け=悪」という日本の古い偏見と、子どもたちへのお金の教育不足だ。
2022年度から高校の家庭科で資産形成に関する授業が必修となったが、小学生・中学生の段階ではまだ体系的な金融教育は行われていない。そのため、家庭での教育や体験がこれまで以上に重要視されている。
つまり、学校では教えてくれない。家庭でやるしかない。
今すぐできる3つの方法
① 買い物に一緒に行って、値段を声に出す
特別なことは何もいらない。スーパーで「これは○○円だよ」と声に出すだけで、子どもはお金の価値を少しずつ学んでいく。
② お買い物ごっこで「使う」体験を
幼児期から小学校低学年のお金教育の目指すところは、お金とは何なのかを知り自分の生活とお金の関係性やお金の扱い方を理解すること。お買い物ごっこや、5歳から楽しめるボードゲームを使って遊びながらお金の仕組みに触れさせるのも効果的だ。
③ お金の絵本を一緒に読む
子ども向けのお金の絵本を活用するのも一つの方法だ。「お金はATMからいくらでも引き出せる」という誤解を防ぐためにも、早い時期から正しい知識に触れさせることが大切だ。絵本なら、いろパパが読み聞かせをしながら一緒に学べる。難しい説明は不要だ。
👉 お金のことを絵本で教えたい。パパが選ぶ金育おすすめ絵本10選
いろパパが上の子と始めたこと
調べ終わって、いろパパがまずやったのはシンプルなことだ。
次の買い物に上の子を連れて行き、「これいくらだと思う?」と聞いた。上の子は棚の値札を真剣に見て、「198円!」と答えた。
「正解。じゃあこっちは?」
「298円! こっちの方が高いね」
「そうだね。どっちがいいと思う?」
しばらく考えて、「安い方でいいんじゃない?」と言った。
たったそれだけのことだ。でも上の子は、お金のことを少し自分で考えた。それが全ての始まりでいい、といろパパは思っている。
最後に
「高校から必修」というニュースを見たとき感じた違和感は、今も残っている。
でも嘆いていても仕方がない。学校が教えてくれないなら、家庭でやるしかない。難しく考えなくていい。まずは次の買い物に一緒に行くことから始めてみよう。
お金と向き合う力は、一日では育たない。でも小さな積み重ねが、大人になったときに必ず生きてくる。いろパパも現在進行形で取り組んでいます。


コメント