「また怒鳴っちゃった…」
妻がそうつぶやいたのは、夕食の準備をしながらのことでした。子どもが片付けをせず、声をかけても動かない。何度言っても同じことの繰り返し。気づいたら大きな声で怒鳴ってしまって、そのあと自己嫌悪に陥る——そんな毎日が続いていると話してくれました。
パパである自分も、正直似たような経験があります。「なんで動かないんだろう」「何回言えばわかるんだろう」というイライラは、育児をしている人なら誰でも感じることだと思います。
そのとき、Kindleでたまたま見つけた1冊の本が、私たち夫婦の育児の見方をガラッと変えてくれました。
「ガミガミ言ってしまう自分が嫌だ」という気持ち、パパも持っていいんだと思います。この本を読んでから、少し楽になりました。
この記事でわかること
- 子どもにガミガミ言ってしまう本当の理由
- 「怒り」が二次感情である理由
- 子どもが動き出す声かけのヒント
- パパ目線で読んだ感想・気づき
「ガミガミ言ってしまう」のは、あなたのせいじゃない
妻の話を聞きながら、まず感じたのは「責任感の強さ」でした。ガミガミ言ってしまうことを「自分がダメだから」と思い込んでいる。でも、本当にそうでしょうか。
今回紹介する本には、こんなことが書かれています。
📖 子どもが動かないのは、あなたの伝え方が悪いのでも、お子さんの性格のせいでもありません。ただ、子どもの脳に「動きたくなる理由」が届いていないだけなのです。
「伝え方が悪い」でも「性格のせい」でもない。この一文を妻に見せたとき、少し表情が緩みました。責める対象がなくなった瞬間だったのかもしれません。
怒りは「二次感情」だった
育児の中で気づいたことのひとつに、「怒りは二次感情である」という考え方があります。
怒りというのは、実は最初に生まれる感情ではありません。その前に必ず「一次感情」があります。不安、悲しみ、疲れ、寂しさ、焦り——そういった感情が積み重なって、表面に「怒り」として現れるのです。
「早くしなさい!」と怒鳴ってしまうとき、その奥には何があるでしょうか。
- 遅刻させてしまうかもしれないという不安
- 何度言っても伝わらないという疲れ
- 自分だけが頑張っているという孤独感
怒りそのものをコントロールしようとするのではなく、その手前にある一次感情に気づくことが、ガミガミをやめるための第一歩なのかもしれません。
「なんで怒ってるんだろう」と立ち止まったとき、疲れてたんだと気づいたことがありました。怒りの奥を見る習慣、大事だと思います。
子どもの脳に「動きたくなる理由」を届ける
この本で最も印象に残ったのが、「ワクワクする未来の予約」という考え方です。
「早く!」「いい加減にして!」という言葉は、子どもの脳に「やめろ」というシグナルを送ってしまいます。脳科学的に言えば、否定的な言葉はシャッターを閉めてしまう。だから子どもはますます動かなくなるのです。
逆に効果的なのが、「指示」ではなく「映像のプレゼント」をすることです。
💡 「指示」と「映像のプレゼント」の違い
- ❌ 「早く片付けなさい!」(指示・命令)
- ✅ 「片付けたら、一緒にあのゲームしようか」(ワクワクする未来の予約)
子どもの頭の中に「これをやったら、こんないいことがある」という映像を届けてあげる。たったそれだけで、子どもたちの行動は変わる——と本書は言っています。
実際に試してみると、効果を感じる場面がありました。「早く靴はいて!」より「靴はいたら公園に行けるよ」のほうが、明らかに動き出すのが早い。親の言葉が「命令」ではなく「希望の提示」になると、子どもの反応が変わるのを実感しました。
本書で紹介されている「3つの魔法」
本書では子どもの脳を味方につける3つのアプローチが紹介されています。
① 感情の先取り
子どもが感じるであろう感情を、先に言葉にしてあげること。「片付け、めんどくさいよね」と共感を先に示すことで、子どもは「わかってもらえた」と感じて心が開きやすくなります。
② 映像のプレゼント
前述の「ワクワクする未来の予約」です。「○○したら、こんないいことがある」という具体的な映像を子どもの頭の中に届けます。抽象的な指示ではなく、具体的な場面をイメージさせることがポイントです。
③ 喜びのスイッチ
子どもが動いたとき、小さなことでも「やったね!」と一緒に喜ぶこと。喜びの体験が積み重なると、次も「やってみよう」という気持ちにつながります。
3つ全部を完璧にやろうとするより、まず「映像のプレゼント」だけ意識してみるのがおすすめです。それだけでもかなり違います。
パパ目線で読んで気づいたこと
この本を読んで、いくつか自分なりの気づきがありました。
ガミガミは「伝わっていない」サインだった
何度言っても動かない。だから声が大きくなる。でも実は、声を大きくしても「動きたくなる理由」は届かないのです。ガミガミが増えているのは、伝え方が子どもの脳に合っていないサインだったのかもしれません。
怒鳴ってしまうのは、それだけ真剣だから
ガミガミ言ってしまうのは、子どものことをちゃんと考えているからです。無関心な親はガミガミ言いません。だから「また怒鳴ってしまった」と自己嫌悪に陥るのは、それだけ子どもに向き合っている証拠でもあると思います。
まず自分の「一次感情」に気づくことから
怒りの奥にある疲れ・不安・焦り。その感情に気づいてあげることが、ガミガミをやめる第一歩です。子どもへの声かけを変える前に、自分の状態を把握することが大切だと気づきました。
この本をおすすめしたい人
- 「早くしなさい!」が口癖になっている
- 何度言っても子どもが動かなくてイライラする
- 怒鳴ってしまったあとに自己嫌悪に陥る
- 怒らずに子どもに伝える方法を知りたい
- 育児の声かけを少し変えてみたい
📚 「ガミガミ言わなくても、子どもが勝手に動き出す」(著:KAGARI)
世界No.1コーチングの理論を育児に転用した1冊。Kindle版のみで読めます。育児の声かけを変えたい方にぜひ。
【本へのリンク】
よくある質問
Q. 紙の本はありますか?
A. 現時点ではKindle版のみの提供となっています。Kindleアプリはスマホにも無料でインストールできるので、Kindle端末がなくても読めます。
Q. 子どもが何歳でも使える方法ですか?
A. 言葉が理解できる年齢であれば活用できます。特に「早くしなさい」が多くなる幼児〜小学校低学年の時期に実感しやすい内容だと思います。
Q. パパが読んでも参考になりますか?
A. はい。パパである自分が読んで、声かけの習慣が変わりました。ママだけでなくパパにもおすすめです。むしろ夫婦で読んで共有すると、家庭全体の雰囲気が変わると思います。
まとめ
「ガミガミ言ってしまう」のは、あなたが悪いのでも、子どもの性格のせいでもありません。ただ、子どもの脳に「動きたくなる理由」が届いていないだけです。
- 怒りは二次感情。その奥にある一次感情に気づくことが第一歩
- 「指示」をやめて「ワクワクする未来の予約」を届ける
- 感情の先取り・映像のプレゼント・喜びのスイッチの3つを意識する
- ガミガミ言ってしまうのは、それだけ子どもに真剣な証拠
妻に「こんな本あったよ」と伝えたとき、「読んでみる」と言ってくれました。育児の悩みを一緒に考えられることが、パパとしていちばん嬉しかったかもしれません。
📚 Kindle版で今すぐ読めます。

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