0歳と6歳。年齢差6歳の2人を同時に育てていると、毎日のように「あ、そういうことか」と気づかされる瞬間があります。
育児書には書いていない。SNSにも出てこない。でも確かに、子どもたちが教えてくれたこと。パパとして、一人の人間として、ハッとした瞬間を10個、正直に書いてみます。
きれいごとなしで書きます。読んでいて「わかる」と思ってもらえたら嬉しいです。
① パパがいるだけでも大変なのに、いないときのママたちは…
パパとして毎日フォローに入っていても、2人育児は正直しんどいです。そのことに気づいたとき、ふと思いました。
「じゃあ、パパがいないときのママはどうなんだ?」
ワンオペで2人を見ているママ。シングルマザーで一人で子育てしている方。「大変」という言葉では全然足りないんじゃないかと、心の底から思いました。自分が少し動いただけで「育児してる」と思っていた過去の自分が恥ずかしくなった気づきです。
② 6歳に0歳を少し頼んだら、すぐに目を離した
「ちょっとだけ見ててね」と6歳の上の子にお願いして、その場を離れました。ほんの数分後、戻ってみると上の子は別の遊びに夢中で、0歳が危うくけがをしそうになっていました。
怒れませんでした。6歳は6歳なりに頑張ってくれていたし、目の前に夢中になれるものがあれば引き寄せられてしまうのは当然のことです。
でも同時に気づいたのは、「どこかでお兄ちゃんだから大丈夫」と頼りにしてしまっていた自分の存在でした。6歳はまだ6歳です。お兄ちゃんという役割を無意識に押しつけていたかもしれないと反省しました。
③ 上の子との時間が、下の子によって左右されていた
0歳の授乳・おむつ・寝かしつけ。どうしてもそちらに時間と意識が向いてしまいます。ある日、6歳の上の子と2人で過ごしていて気づきました。
「この子と最後にちゃんと向き合ったのはいつだろう?」
上の子との時間の量と質が、下の子の状態によって完全に左右されていました。上の子が不満を口にすることはなかったけれど、何も言わないことのほうが気になったのはパパとしての直感だったかもしれません。
④ 上の子が「下の子の面倒を見る」と言ったとき
ある日、6歳の上の子が「ぼく、赤ちゃんと遊ぶよ」と言ってくれました。最初は素直に嬉しかったのですが、ふと思いました。
「これ、もしかしてパパとママを気遣ってくれてる?」
疲れているパパとママを見て、助けようとしてくれていたのかもしれない。6歳の子どもが、自分の欲求より先に周りの気持ちを考えていた。その成長に気づいたとき、嬉しさと同時に「申し訳なかったな」という気持ちが混ざり合いました。
⑤ 「これは僕だけのね」という一言が刺さった
あるとき上の子が、自分のおもちゃを手にしながら「これは僕だけのね」とつぶやきました。
何気ない一言でしたが、胸にズキっときました。下の子が生まれてから、空間も時間もおもちゃも、何もかも「共有」が当たり前になっていました。
上の子の目線に立てば、「自分のもの」が少しずつ減っていく感覚があったかもしれない。「自分だけのもの」を求めるのは、6歳の子どもにとって当然の感情です。もっと早く気づいてあげればよかったと思いました。
⑥ 同じ親から生まれても、こんなに違う
同じ父親・母親から生まれた2人なのに、性格がまるで違います。笑うポイント、泣くポイント、眠り方、好きなもの。
生まれた日が違うだけで、ここまで個性が変わるのかと正直驚きました。そして同時に気づいたことがあります。
「上の子に合った育て方が、下の子には合わないかもしれない」
1人目の育児で学んだことを2人目にそのまま当てはめようとしていた自分がいました。でも子どもの個性に合わせて、育て方も柔軟に変えていかないといけないんだと気づかされました。
⑦ 「これはこのままでいいの」と言われた日
上の子が何かを作っていたとき、「ここはこうしたらもっとよくなるんじゃない?」とアドバイスしました。返ってきた言葉は、「ううん、これはこのままでいいの」。
一瞬、言葉に詰まりました。そして気づきました。
この子の中に、すでに「こだわり」が芽生えていると。自分の作品に自分なりのビジョンがあって、それを大切にしている。親の「もっとよくなる」という言葉は、子どもにとって否定に聞こえていたかもしれない。余計なことを言わずに「見守る」ことも育児の大事な関わり方だと学んだ瞬間でした。
⑧ 「じゃあやらなくていいってことでいい?」という会話の罠
子どもが片付けをしないとき、こんな会話をしていました。
「片付けしなくていいってことでいい?」「ううん」「じゃあわかってるならやらないとだよね?」
会話としては筋が通っているように見えます。でも後から気づいてゾッとしました。この質問は、子どもに「否定すること」が正解になるように誘導しているのです。
さらに矛盾しているのは、子どもに「ううん」と否定されているのに、パパである自分の中に「否定された」という感情が残っていたこと。言葉のかけ方一つで、子どもとの関係性は大きく変わるんだと気づかされた会話でした。
⑨ 子どもが見知らぬ大人を警戒したとき、気づいたこと
外出先で、笑顔の素敵な大人の方が子どもに「ぼくの名前は何て言うの?」と話しかけてきました。子どもは少し緊張した様子でした。
あとで子どもになぜ警戒したのか聞いたら、こんな答えが返ってきました。「その人、自分から名前を言ってくれなかったから」
ハッとしました。大人は無意識に「名前を聞く側」になっています。でも子どもの目線では、「まず自分から名乗らない大人」は信頼できない存在に映るのかもしれない。
子どもは正直です。大人が「当たり前」と思って見えなくなっているものを、ちゃんと見ていました。
⑩ 子どもも妻も、お腹が空いたら不機嫌になる。当たり前のことに気づいた
ある日、子どもが急に機嫌が悪くなりました。同じタイミングで、妻の様子も少しいつもと違う気がしました。
原因はシンプルで、どちらもお腹が空いていて少し疲れていただけでした。
空腹や眠さは、大人も子どもも関係なく心の余裕を奪う。当たり前のことなのに、育児中はそれが原因だと気づくのが遅れてしまうことがよくあります。不機嫌には必ず理由がある。まず「お腹空いてない?」「眠くない?」と聞くだけで、空気が変わることがあります。一番シンプルで一番大事な気づきかもしれません。
まとめ:子どもは毎日、何かを教えてくれている
10個書いてみて、共通していたことがあります。それは「気づかせてくれたのは、いつも子どもたちだった」ということです。
育て方を教えているつもりが、育てられていました。正しいと思ってやっていたことが、子どもの目線では違って見えていることがありました。
0歳と6歳の2人を育てるのは、体力的にも精神的にもしんどい日があります。でもその分だけ、気づきの密度も濃い。これからも子どもたちに気づかせてもらいながら、一緒に育っていきたいと思っています。
- ワンオペのママ・シングルマザーへの尊敬が増した
- 「お兄ちゃんだから」という無意識の押しつけに気づいた
- 上の子との時間の質を意識するようになった
- 子どもの「こだわり」を尊重するようになった
- 言葉のかけ方一つで関係性が変わると学んだ
- 空腹・眠さは大人も子どもも心の余裕を奪う
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