結論からお伝えします。
子どものコミュニケーション力は、特別なトレーニングで育てるものではありません。毎日の会話・あいさつ・スキンシップ。そういった日常の積み重ねが、子どもの力を少しずつ育てていきます。
上の子が年長さんになったころ、ふと気になることがありました。
公園に行っても、知らない子にはなかなか声をかけられない。お友達と遊んでいても、うまくいかないとすぐ諦めてしまうことがある。
「小学校に入って、ちゃんとやっていけるかな」と、いろパパは少し心配になりました。
でも調べていくうちに、気づいたことがありました。コミュニケーション力は、焦って教えるものではなく、毎日の関わりの中でじわじわと育つものだということです。
この記事では、家庭でできる7つの方法と、パパだからこそできる声かけのコツをお伝えします。
この記事でわかること
- コミュニケーション力・協調性とは何か
- なぜ今この力が大切なのか
- 家庭でできる育て方7つ
- パパにできる声かけの具体例
- やってしまいがちなNG行動
コミュニケーション力・協調性って何?
「コミュニケーション力が高い子」と聞くと、明るくてよくしゃべる子のイメージがあるかもしれません。でも、それだけではありません。
コミュニケーション力とは、相手が伝えようとしていることを理解して、自分の気持ちを相手にわかりやすく伝える力のことです。つまり、大きく2つに分かれます。
| 力の種類 | 内容 |
|---|---|
| 聞く力 | 相手の話をきちんと理解する |
| 伝える力 | 自分の気持ちをわかりやすく話す |
おとなしい子でも、相手の話をしっかり聞けるなら、それはとても大切な力のひとつです。「うちの子は口下手だから…」と、心配しすぎなくて大丈夫ですよ。
また、協調性とは、違う考えや意見を持つ人と、うまく協力しながらものごとを進めていく力のことです。ただ我慢して周りに合わせることではなく、自分の意見を持ちながら、相手とよりよい方向を一緒に考えていく力です。
なぜ今、この力が大切なの?
企業が新卒採用で最も重視しているのは、16年連続でコミュニケーション力が1位です(日本経済団体連合会調べ)。学力と同じくらい、いやそれ以上に、人と関わる力が求められる時代になっています。
また少子化・核家族化が進み、子どもが家族以外の人と話す機会がどんどん減っています。近所の大人と話す、年上・年下の子と一緒に遊ぶ、そういった機会が昔に比べてずっと少なくなりました。
だからこそ、小学校に入る前の今が、土台を作る大切な時期です。
家庭でできる育て方7つ
① 子どもの話を最後まで聞く
一番シンプルで、一番大切な方法です。
子どもが話しているとき、途中で「こういうことでしょ?」と先回りしてしまっていませんか? 言葉が出てこないときは、少し待ってあげてください。最後まで自分の気持ちを言葉にする経験が、伝える力を育てます。
今日からできる声かけ例
「ゆっくりでいいよ。どうだった?」
② 一問一答で終わらせない会話をする
「今日、楽しかった?」「うん」で終わってしまう会話、ありますよね。
「どんなことが楽しかった?」「お友達と何して遊んだの?」と、少し話を広げてみてください。子どもが自分の気持ちを言葉にする練習になります。
今日からできる声かけ例
「そうなんだ!それでどうなったの?」
③ あいさつの習慣をつける
あいさつは、コミュニケーションの入り口です。小学校入試でも「あいさつができる子はコミュニケーションが上手」として重視されているほどです。
大切なのは、パパ自身が率先してあいさつすること。子どもは親の姿をよく見ています。パパが近所の人に笑顔であいさつする姿が、一番のお手本になります。
今日からできる声かけ例
「あいさつできたね!すごくよかったよ」
④ 気持ちを言葉にする習慣をつける
「今日は楽しかったね」「それは悔しかったね」と、気持ちに名前をつけてあげましょう。
うれしい・楽しい・悲しい・悔しい・さびしい。こういった感情の言葉を知っていることが、自分の気持ちを相手に伝える力の土台になります。
今日からできる声かけ例
「それは悔しかったね。パパもそういうとき悔しいよ」
⑤ 家族以外の人と関わる機会を作る
コミュニケーション力は、家族との会話だけでは育ちにくいものです。
近所のお祭りや地域のイベント、習い事など、さまざまな年齢の人と話す機会を作ってあげましょう。特にチームスポーツやダンスなどの習い事は、協調性を育てるのにとても効果的です。
パパにできること 週末に一緒に地域のイベントへ出かけるだけでも、立派な経験になります。
⑥ 絵本の読み聞かせをする
絵本には、日常生活ではなかなか出てこない言葉や、さまざまな感情の表現がたくさん登場します。登場人物の気持ちを想像しながら聞くことで、語彙力と共感力が一緒に育ちます。
パパが読むと子どもが特別な安心感を感じることもわかっています。寝る前の10分だけでも、十分です。
過去の参考投稿⇒パパの声で読む絵本が、子どもの脳に特別な魔法をかける理由
今日からできる声かけ例
「この子はどんな気持ちだったと思う?」
⑦ スキンシップを大切にする
言葉以外のコミュニケーションも、とても大切です。
ハグをする・手をつなぐ・一緒に笑う。こうしたスキンシップが、子どもに安心感を与えます。親しい人とスキンシップをとると「オキシトシン」という物質が分泌され、人への信頼感が育まれることがわかっています。安心感がある子は、人との関わりにも積極的になれます。
パパにできること お風呂あがりや寝る前に、ぎゅっと抱きしめてあげましょう。
こんな人におすすめの記事です
- 子どもが友達となかなか話せなくて心配なパパ・ママ
- 小学校入学前に、人との関わり方を育てたい方
- 毎日忙しくて、子どもとゆっくり話せていないと感じている方
やってしまいがちなNG行動
| NGな行動 | 子どもへの影響 |
|---|---|
| 話の途中で先回りする | 自分で話そうとする気持ちが消えてしまう |
| スマホを見ながら話を聞く | 「聞いてもらえていない」と感じて話さなくなる |
| 「もっとはっきり言いなさい」と急かす | 自分のペースで話せなくなってしまう |
| うまく話せないことを責める | 話すことへの不安が大きくなってしまう |
よくある質問
Q. うちの子はおとなしいのですが、コミュニケーション力は育ちますか?
大丈夫です。おとなしい子は、聞く力がとても高いことが多いです。聞き上手になると、相手から信頼を得やすくなり、それがコミュニケーション力につながります。まずは「聞く力」を大切に育てていきましょう。
Q. 何歳から始めればいいですか?
協調性が最も育まれるのは幼児期です。特に5〜6歳ごろは言葉によるコミュニケーションが活発になり、相手を思いやる気持ちも育ち始めます。今からでも十分間に合いますよ。
Q. 習い事は何がおすすめですか?
サッカーや野球などのチームスポーツ、ダンス、英語教室など、仲間と一緒に何かをやり遂げる経験ができる習い事が特におすすめです。楽しみながらルールを学べる環境が、協調性を自然に育てます。
まとめ
子どもの協調性・コミュニケーション力を育てる方法7つをまとめます。
- 子どもの話を最後まで聞く
- 一問一答で終わらせない会話をする
- あいさつの習慣をつける
- 気持ちを言葉にする習慣をつける
- 家族以外の人と関わる機会を作る
- 絵本の読み聞かせをする
- スキンシップを大切にする
どれも特別なことは何もありません。毎日の会話・あいさつ・スキンシップの積み重ねが、子どもの力を育てていきます。
「うまく話せなくても大丈夫」「ゆっくり話していいよ」そう伝えてあげることが、一番の近道かもしれません。いろパパも現在進行形で取り組んでいます。


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