結論からお伝えします。
シュタイナー教育は特別な学校や教室に通わなくても、家庭で実践できることがたくさんあります。習慣になれば、それほど難しいことではありません。できることから少しずつ取り入れてみてください。
「シュタイナー教育ってなんかスピリチュアルっぽくて、難しそう」
正直、いろパパも最初はそう思っていました。テレビ禁止・おもちゃは木製だけ・勉強より芸術を。そういうイメージがあって、少し身構えていました。
でも調べてみると、考え方の根っこはとてもシンプルでした。「子どもの成長をゆっくり見守る」「大人が手本を見せる」「自然と触れ合う」。昔ながらの日本の子育てに近い部分がたくさんあったのです。
この記事では、いろパパ目線でシュタイナー教育を家庭に取り入れるための実践方法を7つご紹介します。
この記事でわかること
- シュタイナー教育が大切にしていること
- 7年周期の発達段階
- 家庭でできる実践7選
- パパにできる関わり方
- よくある質問
シュタイナー教育が大切にしていること
シュタイナー教育は、子どもの全人的な発達を目指し、創造力と感受性を育むことを重視した教育法です。
一言で言うと「からだ・こころ・あたまをバランスよく育てる」教育です。
テストや成績で子どもを評価するのではなく、子ども自身の成長に焦点を当てるのがシュタイナー教育の特徴です。他者と比べるのではなく、自分の進歩を実感しながら学びを楽しむことができます。
7年周期の発達段階
シュタイナー教育は「人間の発達=7年周期」という理論に基づいています。
| 時期 | 年齢 | 育てること |
|---|---|---|
| 第1期 | 0〜7歳 | 身体・意思を育てる |
| 第2期 | 7〜14歳 | 感情・心の成長を重視する |
| 第3期 | 14〜21歳 | 思考・論理を発展させる |
誕生から7歳までは「身体、意思を育てる時期」です。他者の真似によって世界を学び、自然の中での遊び・手芸・農作業などを通して健やかな身体と生きる力や意志を養います。
つまり0〜7歳の今が、シュタイナー教育を家庭に取り入れる一番大切な時期なのです。
家庭でできる実践7選
① 大人が手本を見せる
シュタイナー教育の中で、一番シンプルで一番大切なことです。
幼児期の子どもが一番吸収しやすい学びは「大人の真似をすること」です。言葉で何か教え込むことはあまり意味がなく、大人の行動を観察し、そこから考え方や価値観まで読み取って学んでいます。「片づけなさい」と言うよりも、自分が一緒に楽しく片づける方が大切だということです。
「やりなさい」と言うより、パパが楽しそうにやっている姿を見せることが最高の教育です。
今日からできること 料理・掃除・読書。パパが楽しそうにやっている姿を、子どもに見せましょう。
② 生活リズムを大切にする
生活にリズムがあると、子どもは安心します。起床時間・夕食の時間・絵本の時間・就寝時間など、できるだけ一日のリズムを崩さないよう生活するように意識してみましょう。
繰り返しは子どもたちに安心感を与えるため、落ち着いた集中生活ができるようになります。
毎日同じリズムで過ごすことが、子どもの心の安定につながります。「いつもと同じ」が、子どもにとっての安心感です。
今日からできること 「お風呂→絵本→おやすみ」の順番を毎日同じにしてみましょう。
③ 自然と触れ合う時間を作る
「きちんとした食事」「自然とのふれあい」「思い切り走り回る時間」「家族とのんびり過ごす時間」などをたっぷりと経験させましょう。
虫を探す・泥遊びをする・葉っぱを集める・雨の日に外を歩く。自然との触れ合いが、感受性と探究心を育てます。週末の公園遊びが、立派なシュタイナー教育になります。
今日からできること 週末に公園や自然の中へ出かけて、子どもが「やりたい」ことを自由にやらせてあげましょう。
④ 手を使う遊びをさせる
シュタイナー教育では、子どもが実際に体験し、作り出すことを通じて学ぶことを大切にしています。農業体験や手作りプロジェクトを通して、物事の背景やプロセスを深く理解する力を育てます。
粘土をこねる・折り紙を折る・木の実で工作する・野菜を一緒に切る。手を使う体験が、思考力と創造力を育てます。
今日からできること 「一緒に夕ご飯を作ろうか」と声をかけて、簡単な作業を一緒にやってみましょう。
⑤ 音楽・リズムに親しむ
シュタイナー教育では「オイリュトミー」という言葉や音楽を体の動きに変換して表現する運動芸術を用います。音楽に合わせ動きをつけたり、自由に歌ったりすることで、子どもは自由に自己表現することが好きになります。
難しく考えなくて大丈夫です。一緒に歌う・音楽に合わせて体を動かす・手拍子をする。それだけで十分です。
今日からできること お風呂や夕食の時間に、好きな歌を一緒に歌ってみましょう。
⑥ 絵を描く・工作をする時間を作る
シュタイナー教育では、工作や絵を描くことは、美を感じる心とともに、洞察力や達成感をも育むと考えています。
上手・下手は関係ありません。自由に描く・作る・表現する体験そのものが大切です。「上手だね」より「どんな気持ちで描いたの?」と聞いてあげましょう。
今日からできること 大きな紙と色鉛筆をリビングに置いて「好きなものを描いてみて」と声をかけましょう。
⑦ 部屋の環境を整える
混沌とした部屋は心を乱します。心が行き届いた空間で快適さの感覚を高めることが心の安定につながります。大声や大きな音を立てると子どもには大人が思うより大音量で響き、興奮を招くため平静を保てなくなります。
あたたかくて柔らかい素材は子どもたちを癒します。おもちゃは木製、木の実や草木染めの毛糸など素朴なものが好まれます。
全部を変える必要はありません。まずテレビの音量を少し下げる・木製のおもちゃを一つ加える。そういった小さな変化から始めましょう。
今日からできること 就寝前の1時間、テレビとスマホをオフにしてみましょう。
シュタイナー教育とパパの関わり
シュタイナー教育の根底にある「昔ながらの素朴な子育て」の感覚は、パパが関わりやすい部分がたくさんあります。
特にパパが得意なのは「一緒に外に出ること」「手を使った体験をさせること」「音楽や体を動かす遊びをすること」です。週末の少しの時間でも、シュタイナーの考え方を意識した関わりができます。
こんな人におすすめの記事です
- シュタイナー教育に興味があるけど難しそうと思っているパパ・ママ
- 子どもとの関わり方をもっと豊かにしたい方
- 自然・芸術・感性を大切にした子育てをしたい方
よくある質問
Q. テレビは完全に禁止しないといけませんか?
完全禁止にする必要はありません。シュタイナー教育のエッセンスを「できる範囲で取り入れる」だけで十分です。寝る前の1時間だけオフにするといった工夫から始めましょう。
Q. 木製おもちゃじゃないといけませんか?
そんなことはありません。今あるおもちゃをすべて変える必要はありません。一つだけ木製のものを加えてみる、くらいの気軽さで大丈夫です。
Q. シュタイナー学校に通わせた方がいいですか?
学力よりも人間的な成長を重視する教育なので、短期間で成果を求める家庭には合いません。入学を検討する際は、説明会や授業見学に参加して、教育内容や保護者の関わり方を確認すると安心です。まずは家庭での実践から始めて、興味が深まったら見学してみましょう。
まとめ
シュタイナー教育を家庭で実践する7つの方法をまとめます。
- 大人が手本を見せる
- 生活リズムを大切にする
- 自然と触れ合う時間を作る
- 手を使う遊びをさせる
- 音楽・リズムに親しむ
- 絵を描く・工作をする時間を作る
- 部屋の環境を整える
全部やらなくて大丈夫です。「できそうなことを一つだけ」から始めてみましょう。いろパパも現在進行形で取り組んでいます。


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